TVドラマ「まほろ駅前番外地」

©三浦しをん2009/文藝春秋 ©「まほろ駅前番外地」製作委員会2013

★第1話
「プロレスラー代行、請け負います」(ゲスト:永澤俊矢・坂井真紀・宇梶剛士)
東京のはずれ、まほろ駅前で便利屋を営む多田啓介(瑛太)のもとに、行天春彦(松田龍平)がいつからか住み込む様になった。雇ったわけではないがいつのまにか二人三脚で便利屋の仕事をこなしていた。そんなある日、男が依頼にやって来た。男の名はスタンガン西村(永澤俊矢)。まほろプロレスという団体の代表で、自分の引退試合の相手を務めて欲しいという。依頼料として入場料全額を渡すと言われた多田は、つい依頼を引き受けてしまうが…。
 
★第2話
「麗しのカラオケモデル、探します」(ゲスト:夏目慎也)
多田(瑛太)と行天(松田龍平)がツケで食事をしているのは、ひと昔前の古臭いレーザーディスクのカラオケビデオが流れている店。その中に歌わないでカラオケの映像をじっと見ている客がいた。
翌日、昨日の店で映像をじっと見ていた男が多田便利軒を訪ねてきた。
「あのカラオケの女性を探してほしいんです。もし探してくれたら、あの店のツケ、僕が払います!」
ツケの支払いと引き換えに、多田はカラオケモデル探しを引き受けるのだが…。
 
★第3話
「キャバ嬢ストーカー、捕まえます」(ゲスト:川村ゆきえ)
多田便利軒のチラシ配りを終え、多田(瑛太)と行天(松田龍平)が事務所に戻ると、地味な服装の若い女性(川村ゆきえ)が入口をのぞいていた。
話を聞くと女性は、「私の部屋に誰かいるような気がするんです…。ちゃんと止めたはずの水道から水が落ちていたり、たんすの中が微妙に乱れていたり、買った覚えのないプリンが冷蔵庫に…。絶対いるんです、私以外の誰かが!お願いします、調べてください!」
 
 
★第4話
「秘密の蝋人形、引き取ります」(ゲスト:正名僕蔵)
多田便利軒の事務所。行天(松田龍平)が目覚めると多田(瑛太)が帰ってきた。行天が仕事の電話っぽかったという電話の相手の番号をメモしていて、多田は慌てて電話をかけなおす。
多田が依頼人の古くて大きな屋敷に着くと、中から老婦人が出てきた。古今東西の古美術品が飾られていている部屋で、老婦人が依頼内容を話し始めた。
「亡くなった主人の遺品で、どこにも引き取っていただけないと思われるものを、どうにかしていただけないものかと…。」
 
★第5話
「ややこしい過去の整理は、お断りします」(ゲスト:新井浩文)
多田便利軒のトラックに乗って、多田(瑛太)と行天(松田龍平)が向かったのは築30年くらいの一戸建て。
依頼人の奥さん(宮下順子)が出てきて「お願いしたいのはね、この納屋の整理なの。」2人は、翌日からの作業を約束し依頼された家から車を出そうとすると、スーツ姿の若い男(新井浩文)が近付いてきた。
「あの…便利屋さんって頼んだら何でもやってもらえるんですか?」
 
★第6話
「出会い系サクラの恋、手伝います」(ゲスト:臼田あさ美)
多田便利軒の看板を見ながら女(臼田あさ美)が入ろうか入るまいか躊躇している。
「なんか用?」行天(松田龍平)が声をかけ、女を事務所の中へ連れてきた。
多田(瑛太)が話を聞くと、女は美咲という名前で出会い系サイトのサクラのアルバイトをしていると告げる。そろそろ辞めたいのだが、その前に長くやり取りしているお客さんに会いたいのだと言う。
メールを出しても向こうからは「会いたくない」という返事。「顔も本名もわからない。わかっているのはまほろに住んでいるっていうことだけなんです。」
多田と行天は、ヒロくんという客を探し始めるが…。
 
★第7話
「廃棄拳銃、引き取ります」(ゲスト:渋川清彦)
多田便利軒の片隅で行天(松田龍平)がゴルゴを読んでいる。そこへ、弁当屋の山田(大森南朋)が弁当を片手に相談があるとやって来た。
友達の渋川(渋川清彦)が組を抜けて彼女とやり直すために“あるモノ”を処分してほしいというのだ。
紙に包まれてテーブルの上に置かれた“あるモノ”を見て、最初は依頼を断った多田だが、山田の「1ヶ月、弁当タダでいいから」という言葉にしぶしぶ“あるモノ”の処分を引き受けたのだが…
 
★第8話
「恋敵の婚約指輪、隠します」(ゲスト:黒木華・高部あい)
多田便利軒にズカズカ入ってきた女(黒木華)が、「今度の土曜日、武内小夜(高部あい)の家の掃除を頼まれていますか?」と聞く。多田(瑛太)がその予定だと答えると、女は「掃除をする時に婚約指輪をとってきてほしい」と言う。その指輪は自分がもらうはずだった指輪だというのだ。
多田がそれは泥棒だと断ると、女はそれなら掃除の時に自分をアルバイトで雇ってほしいと依頼する。
その依頼も断った多田だったが、家の掃除をするために行天(松田龍平)とともに武内小夜の家に到着したところ…。
 
★第9話
「クソ可愛いまほろJK、ボディガードします」(ゲスト:山本舞香・刈谷友衣子)
まほろで女子高生が義父を殺して行方不明になるという事件が起きた。テレビのワイドショーは連日その話題でもちきり、行方不明になった女子高生の友人のインタビューが何度も流れている。
そんな中、行天(松田龍平)に“まほろギャング”と呼ばれる星(高良健吾)が多田便利軒に一人の女子高生(刈谷友衣子)を連れて仕事の依頼にやってきた。
「楽な仕事だよ。こいつをここに匿ってくるだけでいい。」
きな臭い依頼だと思いつつも、多田便利軒はガスが止められてしまうほどの火の車…その依頼を引き受けることに。
 
★第10話
「まほろJKの友情、つながせてもらいます」(ゲスト:山本舞香・刈谷友衣子)
まほろで起きた、女子高生の義父殺人事件。多田便利軒では、事件後行方不明になっている女子高生・園子(山本舞香)の友人・清海(刈谷友衣子)を匿うことになり、多田、行天、清海、3人の共同生活が始まった。
そんな中、多田(瑛太)は行天(松田龍平)や清海に内緒で、星(高良健吾)から園子の行方を探し出すよう依頼される。
多田は手がかりを探すため、園子の家を訪れて…。
 
★第11話
「美人未亡人の依頼、何でもやります」(ゲスト:真木よう子・山本浩司)
家主から今月いっぱいで事務所の明け渡しをせまられる多田(瑛太)だが、行天(松田龍平)にはそのことを話しそびれている。 そんな中、急遽、遺品整理の依頼が入った。依頼人は柏木亜沙子(真木よう子)という女性。
多田と行天は亡くなった夫が晩年を過ごしたという古びたアパートを片付けるために訪れるが、そこは意外にも生活感の全くない部屋だった。そして、夫が若い女性と楽しそうに写っている写真を見つける…。
 
★第12話
「まほろ駅前多田便利軒、廃業します」(ゲスト:真木よう子・山本浩司)
多田(瑛太)は遺品整理を請け負った柏木亜沙子(真木よう子)の経営する「キッチンまほろ」が何者かに破壊されたというニュースを聞き、亜沙子の元に駆けつける。
そのころ、多田便利軒の入り口で行天(松田龍平)が血まみれになった男を見つける。予期せぬ事件に巻き込まれていく多田便利軒。
そして、多田と行天はエレベーターで何者かに襲われ、負傷するという最悪の事態に…血まみれだった男の姿も消えていた。